引越し先まで包丁を安全に運ぶ方法を知っていますか?

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私たちが日常的に使っている「包丁」。愛着をもって使い続ければ、物によっては数十年以上ももちます。 ただ、包丁は先が鋭く、人を傷つけてしまいかねない道具であることは事実。 そのため、運搬には最大限の注意を払わなければなりません。また、処分する時にも注意が必要です。 ここでは、引越しにまつわる包丁の扱い方について考えていきます。

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※各種制度については、官庁および自治体のホームページにて最新情報をお確かめください。 ※2020年5月現在、クロネコヤマトは家族向けおよび法人向け引越しサービスの申し込みを休止しています。

包丁を安全に引越し先に運ぶ方法

まず、包丁を安全に引越し先に運ぶ方法について考えていきましょう。
どのようにして包丁を包めば、ケガをすることなく運ぶことができるのでしょうか。

包丁を梱包する際に用意しなければいけないもの

包丁を梱包する時に用意しなければならないものは、まずは新聞紙。それからクラフトテープとダンボールを用意します。

最初に、新聞紙で包丁の刃を包みます。しかしこれだけでは、包丁の刃が新聞紙を破って出てきてしまうことがあります。そのため、刃をダンボールで両側から挟んで、その上からぐるぐるとクラフトテープを巻き付けていきます。

ただ、このままの状態ではダンボールがすっぽ抜けてしまう可能性があります。そのため、柄の部分から刃までを新聞紙で包み、その上からさらにクラフトテープで巻いていく必要があります。

包丁は他の物(例えば食器など)とは分けて入れるか、もしくはダンボールの一番上に置いて保管します。片付けの最中に指を切ることは、それほど珍しい事故ではないからです。

包丁を買った時に付いてきた紙箱などがあるようならば、それを使うとよいでしょう。

引越業者へ依頼すること

包丁を別の箱に入れる方法も紹介しましたが、上でも述べたように、日本国内での引越しならば一般的な台所用品と一緒に片付けてしまってもよいでしょう。きちんと梱包されていれば、それほど危険はないからです。
また、引越業者の方も、当然ながら「台所の荷物には刃物が入っていること」は想定しています。

ただ、念のために、包丁が入っているダンボールには「刃物在中」「包丁」のようなただし書きをしておくとよいでしょう。このただし書きをする時は、他のところには使わない赤の油性ペンなどで行います。

包丁を持っていく際のポイント

包丁を持っていくための梱包の仕方について見てきましたが、ここからは注意すべきポイントについて見ていきましょう。

銃刀法に引っかからないように注意しよう

近頃ニュースなどで、「銃刀法」という言葉を聞くことがあるかもしれません。
これは、ごく簡単にいえば銃砲・刀剣類の取り締まりを目的とした法律のことです。「刃渡りが5.5センチ以上のものや、あいくちなどは、特別の事情がないかぎりは持っていてはいけない」などとなっています。

包丁は刃渡りが5.5センチではききません。そのためこの法律にのっとれば、持っていくことはできないように思えます。正当な理由なく、刃物を持ち歩くことは禁止されているからです。

しかし、引越しの時に刃物を運搬することにおいてはまったくとがめられることではありません。それは「正当な理由」に当たるものですし、ごく一般的な行動だからです。

ただし、「引越しのために持ち歩いていた、とは言っているが、ことさらに包丁を隠して持っていた場合」「明らかに引越しの時とは異なる様子で、包丁を人に見られないようにして所持していた場合」などのように、「引越しを言い訳や理由に使った」と判断される場合は罪に問われます。
また、「他の荷物は車で運んだけれど、危ないと思って別にしておいた包丁だけを持って行ってもらうのを忘れた。自分自身は新幹線で現地に行くので、包丁を手荷物の中に入れて持って行こう」というのは限りなくグレーゾーンです。とがめられる場合もありますからやめておきましょう。

引越しをする際に注意すべきポイント

引越しをする際には、上でも述べたように、しっかりと厳重に梱包することが大切です。特に、「ダンボールのすっぽ抜け」には注意しましょう。
ダンボールの一番上に置いて保管することはすでにお話ししたとおりですが、カッターなどで開ける際にもご注意を。

さて、個人的な失敗談ですが、包丁を片付ける際には「パン切り包丁」にも注意をしてください。
私たちは「包丁」というと、一般的な万能包丁や刺身包丁、あるいは出刃包丁などを想像してしまいがちです。切っ先が鋭くないパン切り包丁はつい意識外に置いてしまいがち。
しかし、これでも十分人の指や腕は切れます。ギザギザになっている分、痛みがひどくなることも……。パン切り包丁もきちんと梱包してください。

包丁を処分する方法

「持っていくのも怖いので、包丁を処分してしまいたい」という人もいるのではないでしょうか。この時はどうすればいいのでしょう?

包丁の処分をする時の分別方法

包丁を処分する時は、自治体の定めるやり方に従います。ここでは一例として、名古屋市のやり方を取り上げることにします。

名古屋市では、包丁は「不燃ごみ」に分類されます。紙などにくるんで回収業者がケガをしないようにして、「キケン」と書いて捨てるようにします。東京などでも同じように指示されていますので、これが一般的なやり方だといえるでしょう。ただ、一度は自分の所属する自治体の処分方法に目を通しておいてください。

包丁などの刃物を回収してくれる業者

包丁を不用品の回収業者に引き取ってもらうのも一つの手です。
これならば、自分で捨てる手間もいりません。本数が多いのであればこの方法を使うことをおすすめします。

また、「もう使えない包丁だけれど、捨てるのは忍びない」という場合は、刃物供養を行いましょう。静岡などでやっています。今まで使ってきた包丁に敬意を表して供養する刃物供養は、「岐阜県関刃物産業連合会」によって全国に設けられている回収箱に包丁を入れることでやってもらえます。
愛着のある道具を送り出すという意味もあるため、こちらの方法を使うのもよいでしょう。

海外への引越しで包丁を持っていく人へ

使い慣れた包丁は、できれば手放したくないものです。また、海外の包丁と日本の包丁では使い勝手が違います。包丁の名産地であるゾーリンゲン生まれの包丁であっても、同様でしょう。
日本の包丁は海外の包丁に比べて硬く、複数種類の鋼材を使って作られています。しかし、外国のものは比較的軟らかく、鋼材も一つしか使用しません。

包丁の質の良し悪しではなく、純然たる「作り方・考え方の違い」が出ているものなので、料理を趣味や仕事にしている人にとって使い慣れた包丁が使えるかどうかの問題は大きいでしょう。

そこで考えたくなるのが、「海外の引越しにも包丁を持っていく」ということです。

包丁の梱包方法

海外に引越しをする時に包丁を持っていくというのは、それほど珍しい話ではありません。

基本的には日本から送ることのできるものではありますが、「凶器」に認定されてしまうこともあるので、注意が必要です。
梱包方法については基本的には変わらないと思われますが、引越業者に相談した方がよいでしょう。

また、ちょっと変わった解決策ではありますが、「海外でも使い慣れたブランドの包丁を使いたい」ということであれば、包丁の販売元に問い合わせるのも一つの手段です。包丁の販売元によっては、海外への郵送をとり行っているところがあります。こちらに電話をして、海外の引越し先に日本から包丁を届けてもらうのです。この方法を使えば、「包丁が没収されるのではないか」「出国ができなくなるのではないか」「梱包が十分ではないのではないか」などの不安が払しょくされます。全てのブランドに適用できる方法ではなく送料もかかりますが、確実性の高い方法だといえるでしょう。

海外に包丁を持っていく際の注意点

海外に物品を運ぶ際は、「どこの国に運ぶか」によって受け入れられるかどうかが変わってきてしまうものがあります。

包丁はその最たるものです。包丁やモデルガン、ライターなどはグレーゾーンであると考えられており、国によってその判断が異なります。このため、「絶対に持っていってはいけない」「どの国、どの便でも持っていって大丈夫」と言い切ることはできません。

国内の引越しの時とは違い海外に引越す場合、多くの人が引越業者を使うことでしょう。海外への引越しは、非常に慣れている人でもなければ、自力だけで行うことは極めて難しいからです。

そのため、「包丁をどうしても持っていきたい」「愛用の包丁があるが、向こうの国で受け入れてもらえるかどうか不安だ」「梱包の仕方がわからない」「送るにしても、どうやって送ったらいいのかわからない」というような悩みがあるのなら、一度担当者に相談してみるとよいでしょう。もちろん担当者の考えがすべて正しいとは言い切れませんが、相手はプロですから、自分一人で悩んだり調べたりするよりは、ずっと有効な解決策と知識をもっているはずです。

食事を作る時に当たり前に活躍し、毎日の生活に欠かせない包丁。
処分するにしても引越し先に持っていくにしても、今までの感謝と愛情を込めて、その扱いを正しく決めていきたいものです。

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