引越しで単身パックを利用してベッドを運んでもらう方法

単身で引越しを行う人のなかには、「単身パック」の利用を検討している人もいるでしょう。決められたコンテナに載せられるだけの荷物しか運べないというデメリットはあるものの、比較的安い料金で引越しを行える単身パック。

単身パックを利用する際に気になるのは、やはり大きな荷物の存在。ベッドは単身パックで運べるのでしょうか?

この記事では単身パックでベッドを運べるのかどうか、依頼する場合の注意点などについてまとめました。

単身パックの利用を検討している人は、ぜひ最後まで目を通してくださいね。

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単身パックで引越業者はベッドを運んでくれるのか

単身パックと言えば、決まった量の荷物しか運べないイメージがありますよね。分類で言えば「大型家具」になるベッドを、単身パックで運ぶことはできるのでしょうか。

単身パックで大型家具であるベッドも運んでくれる?

単身パックでベッドを運べるかどうかは「ケースバイケース」です。そもそも単身パックは、引越業者が用意するコンテナやカーゴに積める分の荷物だけ運搬しますよ、というパックのこと。

つまり、そのコンテナにベッドを積むことができれば運べますし、積めない場合は運べません。

ベッドの大きさや、各引越業者が単身パック用に準備しているコンテナの大きさはまちまちですから、同じ人が引越す場合でも「A社の単身パックではベッドが運べたけど、B社の単身パックでは無理だった」ということもあり得ます。

単身パックで利用できるコンテナの大きさは、各引越業者のWebサイトに記載されています。その大きさと自分のベッドの大きさを比べて、ベッドの運搬が可能かどうか判断しましょう。

また、ベッドにはスチールベッドや木製ベッド、マットレスのベッドなどさまざまな種類のものがあります。コンテナに入りさえすれば、材質に関わらず運搬してくれるのかという点も気になります。

これに関しても答えは「積めさえすればOK」です。ただし、コンテナにはいろいろな荷物が積み込まれるため、荷物はぎゅうぎゅう詰めになります。

そのため、もしベッドが弱い材質の場合は、普段とは違う方向から力を受けて変形してしまう恐れもあります。これはベッドに限ったことではありませんが、単身パックを利用する場合は注意したい点です。

単身パックでベッドを依頼することのデメリットはある?

単身パックでベッドを運べるかどうかというのは、状況によって変わるということがわかりました。では、単身パックでベッドを運搬してもらうことに何かデメリットはあるのでしょうか。

デメリット1.分解の手間がかかる可能性がある

後で詳しく説明しますが、いくつかのパーツを組み合わせて作るベッドの場合、ベッドをそのまま運搬するのは無理でも、分解してパーツに分ければ運搬できる場合があります。

その際は、引越し前にベッドを自分で分解するという手間が発生します。引越し前はただでさえ忙しいもの。ベッドの分解は、なかなかの手間となるでしょう。

デメリット2.分解に費用がかかる可能性も

外国製のベッドやデザイン性にこだわったベッドなど、ベッド自体が特殊なタイプの場合は、自分では分解できない可能性があります。

そういった場合は、下見の際に引越業者のスタッフに頼んでおけば、ベッド専門の業者の人に分解をお願いしてくれる場合があります。ただし、専門業者に依頼する料金が余分にかかります。また、特殊なベッドなので、いざ新居でベッドを組み立て直すときに自分の手には負えない可能性もあります。

デメリット3.料金が割高になる

どうやっても単身パックのコンテナにベッドが入らない場合は、ベッドの運搬は別料金になることがあります。単身パックでの運搬とベッドの運搬を別々に行うぐらいなら、そもそも単身パックを利用せずに引越しをしたほうが料金が安くなる可能性があるでしょう。

ベッドがコンテナの中に入らなさそうだと事前にわかっているのであれば、引越業者の下見の際に、どうすれば安く運べるか相談してみるとよいでしょう。

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単身パックでベッドを運んでもらう際の荷造り方法

単身パックでベッドを運ぶ際の荷造りについて紹介します。分解の有無を含めて、ベッドによって何か差異があるのでしょうか。

ベッドは分解しなければいけないのか

まずはベッドを分解しなければならないのかどうかについてです。これに関しては、分解しなければコンテナに入らないのであれば、分解する必要があります。

分解しなくてもコンテナに収まるのであれば、分解するかしないかは自由です。コンテナに積める分の荷物だけ運搬する、という単身パックのルールを守りさえすればOKです。

ただ、アルミベッドやパイプ式ベッドの場合は、作りが弱い部分もあるので、分解せずにそのままコンテナに積んでしまうと、運搬中に一緒に積まれている荷物から圧力がかかり、変形してしまう恐れがあります。

変形を避けたい場合は、サイズ的には分解せずに運べる場合でも、分解しておいたほうが安心かもしれません。

ベッドの種類によって荷造り方法は違うのか

ベッドによって荷造り方法は異なるのでしょうか。これはベッドの材質・大きさというよりは、構造によって荷造りの方法が異なります。

ベッドは大きく分けると「分解できるタイプ」「折りたためるタイプ」「分解も折りたたみもできないタイプ」の3つに分類できます。それぞれのタイプの荷造りの方法を見ていきましょう。

分解できるベッド

分解できるベッドの荷造りは、尖っている部分を緩衝剤などで覆った上で、コンテナに積むと安心でしょう。小さいパーツは段ボールにまとめて詰めてもよいでしょう。その際、分解前にはどのようなパーツがあったかをメモしたり、写真に撮っておくのがおすすめ。新居で組み立てる際に役立ちます。

折りたためるベッド

折りたためるベッドは、折りたたんだ上で、周囲を毛布などの緩衝材になるもので覆っておくとよいでしょう。折りたたみベッドは、折りたたんだときに突起があるタイプもあるので、一緒に運搬するものを傷つけたり、運搬の最中に自分や引越業者の人を傷つける恐れがあります

分解も折りたたみもできないベッド

マットレスのベッドなどはこのパターンが多いですね。

分解も折りたたみもできない以上、そのまま運ぶしかありません。強いていうなら、ベッドが汚れないように、折りたたみベッドと同じように周囲を毛布等で覆うぐらいでしょうか。

ここまで、ベッドの種類ごとの荷造り方法をお伝えしました。

当然ながら、ワイドサイズやキングサイズのベッドはこの限りではありません。大型のベッドの場合は、単身パック以外の引越しを検討しましょう。

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ベットの運搬料金は宅配便だと安くなる?

最後に、ベッドの運搬を引越業者以外に依頼する場合をみていきましょう。

引越業者以外で荷物を運んでくれそうな業者というと、たとえば宅配便です。

引越業者に依頼するのと宅配便に依頼するのでは、どちらのほうが安くベッドを運搬できるのでしょうか。

ベッドの運搬は引越業者か?宅配便か?

ベッドの運搬を引越業者に依頼するか、宅配便や赤帽などにお願いするかに関しては、まずはベッドが単身パックに納まるかどうかというのがポイントです。

ベッドが単身パックに納まるのであれば、単身パックを利用するほうが安くなるでしょう。宅配便でベッドを運搬してもらう場合でも、ほかの荷物は引越業者にお願いすることになるはずですので、単身パックにベッドも納まるという条件でわざわざ宅配便を利用するメリットはありません。

問題は単身パックにベッドが納まらない場合です。この場合、単身パックを利用するのであれば、「単身パック+ベッドは別料金で運搬」というかたちになるでしょう。

「別料金」が宅配便に頼んだ場合よりも安いのかどうかが重要です。単身パックの既定のコンテナに入らなかった荷物は別途運搬してもらえますが、追加料金が高くなる可能性があります。

具体的な料金は、Webサイトに記載がありません。別途運ぶことになる荷物の大きさや種類にもよりますが、ベッド程度の大きさのものだと東京~大阪間の引越しで3万円前後の追加料金がかかる可能性があります。

では同じ距離のベッドの運搬を宅配便に依頼したらどうなるでしょうか。クロネコヤマトを利用する場合で考えてみます。

クロネコヤマトには大型の家具や家電を配送するための「らくらく家財宅急便」というサービスがあります。このサービスは、運ぶ荷物の大きさによって、SSランク~Gランクまでのサイズ分けがあり、一人用のベッドであればDランク(高さ+幅+奥行きの合計が300cmまで)かEランク(同350cmまで)、大きくてもFランク(同400cmまで)程度でしょう。

それぞれのランクで、大阪~東京間で荷物の運搬を行った場合の料金は、Dランクで1万1250円、Eランクで1万7750円、Fランクで2万3950円となり、宅配便を利用したほうが安いという結果になりました。

以上のことから、ベッドは単身パックのコンテナに納まる限りは単身パックを利用したほうが安くなり、単身パックに入らない場合はベッドだけ宅配便などを利用して運搬したほうが安くなる、と言えるでしょう。

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