下宿をする学生が引越しをするための参考書

毎年4月は新生活が始まるタイミングです。4月から晴れて大学生になる、という方もいらっしゃるでしょう。

新大学1年生の人の中には、入学に合わせて親元を離れて一人暮らしを始める人もいます。しかしなにぶん初めての一人暮らしということで、引越しの注意点や引越した後の手続きなどについても、ほとんど分からないことだらけではないでしょうか。

そこで今回は一人暮らしをするために、まさにこれから引越しをしようとしている学生の人に、ぜひ知っておいていただきたいことをご紹介していきます。

ぜひ引越し前に目を通してもらって、やり残していることがないかなどをチェックしてみてくださいね。

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下宿をするためにしなければいけない手続き

ではまずは最もややこしいであろうと思われる、手続き関連についてご説明していきましょう。役所での手続きやマンションの契約手続きなど、初めてのことばかりだと思いますが、これらを全てこなしていかないと新生活のスタートが切れないので、1つずつ確実にこなしていくようにしましょう。

役所でしなければいけない手続き

引越しとは住む場所を変更することですから、それに伴って色々な手続きが必要になってきます。今回はその中でも最も重要な、役所でしなければならない手続きをご説明します。

まずは引越す前に行う手続きです。今住んでいる市区の役所や、町村役場に「転出届」というものを提出せねばなりません。

この手続きは原則引越しを行う日までに行っておけばいいですが、引越し前後は何かとバタバタすると思いますので、余裕のある時に行っておいた方がいいでしょう。

仮にこの手続きを忘れてしまっていたとしても、引越した日から14日以内であれば、元々住んでいた市や町の役所で手続きを行うことができます。転出届を提出すると「転出証明書」を発行してもらうことができます。

次に、引越した後の手続きです。「転出届」があるのであれば「転入届」もあるのかな?と思ったあなた、その通りです。新しい住所を管轄する役所に、転入届を提出しましょう。

この際、転出の際に発行してもらった転出証明書が必要になるので、必ず忘れずに持っていきましょう。

この手続きは引越した日から14日以内に済ませてしまう必要があります。また、転出届を提出する際も、転入届を提出する際も印鑑が必要になるのでご注意を。

仮にこの転出・転入届を提出しなかった場合には、何か不都合なことでも起こるのでしょうか。転出・転入届を両方提出することで、住民票の住所が新しいものに更新されます。

つまり、転出・転入届のどちらか一方だけでも提出を行わないと、住民票が更新されないのです。 住民票が更新されないとどういった不便なことが起こるかというと、

代表的なものだけでも

  • 役所からの書類は全て住民票があるところに送られるため、重要な書類を受け取ることが出来ない
  • 現住所と住民票の住所が異なるため、身分証明書を提出しなければならないとき(銀行口座の開設や携帯の契約など)に困る
  • パスポートの取得は住民票のあるところで行わなければならないため、元々住んでいた場所に戻らないと手続きができない

以上のような不都合なことが生じます。

どれもかなり致命的だと思いますので、転出・転入届は必ず提出するようにしましょう。あと、未成年の学生の場合だとあまりないとは思いますが、印鑑登録をしているという人は、印鑑登録の廃止をして新しく住む場所で再度印鑑登録をし直す必要があります。

これも重要な手続きなので、必要のある人は転出・転入届を提出する際に同時に行ってしまいましょう。

未成年の学生はアパートを申し込める?

引越しをする場合にはもちろん引越し先が必要です。

学生ということは、未成年であるということが十分想定されますが、未成年が自分で賃貸マンションやアパートの契約を行うことは可能なのでしょうか。

原則として、未成年者本人が契約を交わすことはできません。民法4条で定められている内容なので、不動産会社側や契約者側がどうこう言っても無理なものは無理なのですが、全く方法がないわけではありません。

それは、未成年の学生の代わりに親権者が契約を交わすか、親権者が保証人になるという形で学生本人が契約を交わすという方法です。こうすれば、未成年の学生でも賃貸借契約を交わすことが可能になります。

また先ほど原則として、と言ったのにはもちろん例外があるからであり、たとえ未成年者であろうとも、結婚していれば成人と見なされます。そのため、もし学生が結婚している未成年の場合は、例外的に本人名義でマンションやアパートの賃貸借契約を結ぶことが可能になっています。

下宿をする学生が引越しにかかる費用

役所での手続きのことや、マンション等の契約に関する話は分かっていただけたかと思います。その他に気になる点としては、引越しにかかる「費用」があるのではないでしょうか。

引越し業者に依頼する方法が最もオーソドックスですが、他にもっと費用を抑えられる方法はないのでしょうか。

引越し業者に依頼するのか?宅配便に依頼するのか?

引越しの際には、多くの荷物を下宿先へと運び出すことになります。その際に最もオーソドックスな選択肢はもちろん、先ほど申し上げた引越し業者に依頼するという方法ですが、他にも宅配便を利用するという方法が考えられます。

この2つの方法ではそれぞれいくらぐらい費用がかかるものなのでしょうか。シミュレーションを行って検証してみましょう。

今回は「大阪~京都」間の引越しを想定します。引越し時期は入学直前の3月。まずは引越し業者に依頼する場合を考えてみましょう。

引越し業者に依頼する場合は、いわゆる「単身パック」や「単身コース」のようなサービスを取り扱っている業者に頼むのが、最も料金を抑えられる方法です。

最近では単身コースを取り扱っている業者も増えてきましたが、今回は引越し業者で始めて単身パックを取り入れた、日通を利用した場合の料金で比較していきます。

日通の単身パックにはSサイズとMサイズがありますが、引越しの際に荷物がかさばる主な原因である大型家電は、引越し先で購入することが多いのではないでしょうか。

そこで今回は単身パックSを利用することにします。日通で単身パックSを利用して、大阪~京都間の引越しを3月に行った場合の引越し料金はおよそ25000円ほどです。

では宅配便に依頼した場合はどうでしょうか。宅配便はクロネコヤマトを利用した場合の料金で比較していきます。宅配便の料金は「重さ」「大きさ」「距離」の3つの要素で決定されます。

引越しに使うような段ボールの大きさだと、おそらく「140」というサイズに該当するでしょうから、大阪~京都間の引越しだと1つにつき1620円かかることになります。

単身引越しということはそこまで荷物も多くないでしょうから、段ボール10個に全て詰められたとすると、料金は1620×10=16200円ということになります。

ということで今回のシミュレーションでは宅配便を利用する方が安いということになりました。もちろんどこの業者に依頼するか、引越し区間はどこからどこか、荷物には何があるかなどの細かい要素次第では引越し業者に依頼するほうが安くなる場合もありますので、あくまで一例としてとらえておいてください。

実際に引越しを行う際には、複数の引越し業者に事前見積もりを出してもらうなどして、なるべく安い料金で抑えられるような工夫を行うことが重要です。

引越し費用を安くするためのコツ

下宿をする為に引越しをしようという人には、新入生も含め学生が多いのではないでしょうか。学生の時分というのはお金に余裕のないことが多いです。そのためできれば引越し費用も割安に抑えたいところですよね。引越し費用を安く抑えるための方法をいくつかご紹介していきましょう。

・大型家電は引越し先で購入する

単身パックを利用する場合には、引越し会社が貸し出してくれるカーゴに積めるだけの荷物しか持っていくことができません。また、宅配便は定型外の荷物を運ぶ際には料金が割高になります。

このため大型家電というのは、どのような方法を取る場合でも引越し料金が高くなる要因になってしまうのです。新生活に備えて大型家電を購入する場合には、引越し前に購入するのではなく、引越し後に購入するか、引越しの日に合わせて販売店の人に届けてもらうようにしましょう。

・運べるものは自分で運ぶ

遠距離の引越しの場合には難しいかもしれませんが、近~中距離の引越しの場合には自分たちで荷物を運ぶというのも1つの方法です。自分たちではどうしても運べないような重たいものなどは、引越し業者に依頼するようにして残りのものは自分たちで運ぶことで、引越し料金をグッと抑えられる可能性があります。

・午後便やフリー便を利用する

引越し業者の人の「スキマ時間」を利用して、引越し作業を行ってもらう方法です。時間の指定ができないというデメリットがある午後便やフリー便ですが、引越し業者からすれば、他の引越し作業の合間を有効活用できるので、割安で引き受けてくれることが多いのがポイントです。引越しのタイミングに特に要望や制約がないようであれば、これらの便を利用することで引越し料金を抑えることが可能です。

以上が引越し料金を抑える方法でした。上記の方法を組み合わせる(午後便を利用した上で、大型家電は引越し先で購入するなど)ことで、さらなるコストダウンを図ることも可能です。実行できるものは、できる限り実行していきたいですね。

下宿の学生が引越しをする際の気をつけるべきポイント

最後は引越し前~引越し後にかけて、注意しておきたいポイントを総チェックしていきましょう。引越し前に確認する、チェックリストとして利用してもらってもいいと思います。

注意!引越しがうまくいくための注意点

引越しをする際に注意しておきたいことを一通りリスト形式でまとめてみました。今回は実家から下宿先に引越すということで、元の家の片付けなどは考慮に入れていません。まずは引越し前日までに行っておきたいことです。

早めの荷造り

荷造りはかなり大変です。特に初めて引越しを行う場合には、荷造りにどれぐらいの時間がかかるか等は想像し辛いと思いますが、想像している1.5倍程度の時間はかかると思っておいた方がいいでしょう。

荷造りが間に合わないと、引越し前日に徹夜することになったり、業者の人に迷惑をかけることになってしまいます。できる限り早めに行いましょう!

・転出届の提出

初めのほうでも触れましたが、転出届を提出して「転出証明書」を発行してもらいましょう。引越した後14日以内であれば手続きを行うことも可能ですが、わざわざ戻ってくるのも面倒でしょうから、引越し前日までに済ませておいたほうが無難です。印鑑を持っていくのを忘れずに。

・郵便局への転送届の提出

郵便局に転送届を提出しておけば、1年間の間は旧住所に届いた手紙や郵便物なども、新しい住所のほうに転送してくれます。引越し3日前程度を目途に済ませてしまいましょう。

・冷蔵庫、洗濯機の水抜き

冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は引越し先で購入することを推奨しますが、仮に家にあるものを持っていく場合には、引越し前日に水抜きを行っておくことが必要です。引越しが始まる24~12時間前には水抜きを開始しておきましょう。

・新居の掃除

下宿先が遠方であれば難しいかもしれませんが、近~中距離の場合には、できれば一度軽く掃除をしておきたいところです。大型家電を置く予定の場所は、一度家電を置いてしまうとなかなか掃除ができなくなるので、特に念入りに掃除を行うようにしましょう。

とは言え、上で説明しているものに比べれば優先度は低いので、「できれば」で構いません。 続いて引越し当日~に行いたいことです。

・荷物の積み下ろしの立会い

搬入の難しい荷物や壊れやすそうな荷物がある場合には、業者の人からそれらの扱いについて尋ねられることもあります。特に慎重に扱ってほしいものがある場合には、作業が始まる前に自分からお願いしておいたほうがいいかもしれません。

・新居の設備や状態の点検

これは引越し前に行っておいてもいいですが、新居でじっくり時間を取れるのはやはり引越しを終えた後でしょう。

特に傷や汚れなどに関しては、自分が入居する前からあったものかどうかをきちんと把握しておかないと、退去する時に敷金から修繕代を引かれてしまう可能性があります。

傷や汚れなどを発見した場合には、管理会社や大家の人に伝えておくことが大事です。

・ガス、水道、電気が使えるかを確認

水道、電気は入居する時にはほぼ使えるようになっていることが多いですが、ガスは業者の人が開栓する際に立ち会う必要があります。あらかじめ予約をしておいて、引越しが終わった1~2時間後ぐらいに来てもらうようにしておくのがいいでしょう。

・転入届の提出

転出届を提出した際に発行してもらった、「転出証明書」と印鑑を持って役所に行き、転入届を提出しましょう。これであなたの住民票の住所が、新住所に切り替わります。

・諸々の住所変更

今まで登録しているものの中には、旧住所で登録しているものがたくさんあると思います。住所変更の優先度が最も高いのは持っているとするならば、運転免許証です。

身分証明書として利用することが多いため、一刻も早く新住所に更新しておく必要があります。他にも持っているならという前提にはなりますが、クレジットカードや銀行口座に登録してある住所の変更も行いましょう。

高校を卒業して大学に入学するために引越しをするような場合には、これらのどれもまだ所有していない可能性が高いので、気にしなくても大丈夫です。

他にもまだ細かいものはありますが、最低限行っておきたいことはこれぐらいでしょう。チェックリストを確認しながら引越し作業を進めてもらえれば、恙なく引越しを終えることができるはずです。

引越しの見積もりはお早めに。

2019年1月〜4月は引越しの依頼が集中するため、引越しの依頼が出来なくなる可能性が非常に高いです。(引越し難民)

衝撃の事実

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