引越しをするなら、「一括見積もりサービス」を利用しましょう。利用の際は、引越し先や希望日時などを入力するだけでOK。複数社の見積もりを比較することで、自分に合った引越業者をカンタンに見つけることができます。
目次
引越業者への見積もりの依頼の適切な時期は?単身者、家族でのベストな時期!
引っ越しの見積もり依頼は単身者が2週間前、家族は1ヶ月前が平均相場です。
単身者は荷物量が少なく手続きも少ないので、2週間前でも問題なく対応してくれる引越業者が多いです。
ですが、繁忙期の3月後半~4月前半は大変込み合うので、1ヶ月以上前に予約しておかないと、単身者でも希望の日時に引っ越しができません。さらに、相場よりも高い金額でしか予約が取れなくなってしまいます。
以下でその理由を解説していきます。
知らなきゃ損!引っ越し直前の見積もり依頼がダメな理由
みんな早めに見積もり依頼をしてるから、早めに見積もり依頼をしなきゃいけないのはわかる…わかるけど、めんどくさい!
できれば直前まで後回しにしたいですが、そうすると損をしてしうかもしれません。注意点を見ていきましょう。
引っ越しの見積もり日が、引っ越し予定日に近いほど引っ越し料金は高くなる!?
引っ越しの見積もり日が、引っ越し予定日に近いとその分値段が高くなります。
これは引っ越しに限ったことではなく、ホテルの予約やバスの予約、飛行機の予約などについても同じことがいえます。
業者側は、早めに申し込みをしてもらった方がスケジュールの予定を立てやすくなります。その分人員の確保やトラックの確保もしやすくなりますし、余裕をもって取り組めます。
自分自身に置き換えてもらうと、よりわかりやすいでしょう。
あなたが「明日は仕事は休みだ」と思って帰ろうとしたときに、電話が鳴って「明日までにどうしてもやってほしい仕事がある」と言われたとします。
そうなるとあなたは残業をし、他の人にも電話をかけて、休日出勤してくれる人を確保しなければいけません。当然残業代や休日出勤のための手当てがかかります。
もちろん、「引っ越し前日に申し込む」というのは極端かもしれませんが、似たようなことは容易に想像できます。
また、依頼する側にとっても比較検討がしにくくなるため、高い料金のところを選ばざるを得なくなるという問題もあります。
さらにいえば、「急すぎて対応できない」として引越業者に断られることもあります。このため、見積もりは余裕をもってとるに越したことはありません。
しかし、緊急性のある引っ越し(配偶者の暴力から逃れる、いじめ問題など)のケースは除きます。このような引っ越しの場合はその類の引っ越しのノウハウをもっている業者にだけ電話をし、秘密裡に引っ越しをする、という方法をとった方がよいケースもあります。
引っ越し日が近いけど、今すぐに見積もりをしたいあなたへ
ただ、「できれば余裕をもって頼みたかったが、そもそも辞令が遅かった」ということもあるでしょう。
その場合はどうしたらよいのでしょうか。
やり方はさまざまですが、基本的には一括見積もサービスを利用するなどした方がよいでしょう。
自分で電話をしていくという方法もありますが、時間がかかるうえに検討が難しいかもしれません。
「メールを送ったけど、すぐに返ってくるか不安だ」という人もいますが、ご安心ください。
ほとんどの業者は、すぐにメールの返信を送ってきます。もし返ってこないところがあれば、そこではなく別の業者に頼めばいいのです。
ただ、直前の引っ越しは梱包、荷造りをしっかり当日までに終わらせましょう。荷物が入りきらないと、追加料金を取られたり、最悪の場合は運ぶことを拒否されてしまいます。
引っ越し予定日は見積もり料金に大きく影響するって本当?引っ越しに最適な時期はいつなの?
引っ越しの予定日が繁忙期であれば、引っ越しにかかる料金は高くなります。逆に閑散期であれば、同じ荷物の量、同じ距離であったとしても金額は安くなります。
では、繁忙期と閑散期はそれぞれいつなのでしょうか。
実は「閑散期」の方は、業者ごとによって違いがあるため一概にはいえません。
ただ、「この時期は絶対に繁忙期になる」とされている月もあります。それが3月後半~4月前半です。
3月後半~4月前半と閑散期では、値段が非常に大きく変わります。その差額は1.5倍~2倍ほど!
決して無視できない金額です。
そのため、まずは繁忙期である3月後半~4月前半を避けることが最重要です。
引っ越しに最適なのは1月から3月!その理由は?
引っ越しによい時期、というのは、もちろん業者や依頼者の現在の状況によって違いがあります。
ただ、3月に入る前の1月から3月前半の終わりにかけて引っ越しをするのが現実的でしょう。
この時期というのは、4月の異動に向けて人が大きく動く時期です。ある人は就職のために学生時代に住んでいたアパートを出て、ある人は実家からアパートに移り住み、ある人は仕事先の都合で海外に飛んだりします。
このため物件の賃貸状況に動きがみられ、物件の選択肢が広がるのです。
また、新生活を始めるために引っ越しをする場合でもこの時期が最適です。学生の中には、すでに1月に進路が決定しているというケースもあるでしょう。学生の3学期はあまり授業も多くないので時間的に余裕があり、物件探しや引っ越しに時間を割くことができるようになります。
このように1月から3月の間は選択肢が広く、時間的にも動きやすい時期です。また3月後半~4月前半ほど料金が高くないので、バランスのとれた時期だといえます。
ただし、物件の契約や引っ越しの契約は慎重にしてください。わからない点についてはよく説明を求めましょう。
引越業者の見積もりにかかる所要時間は?
最後に、引っ越しの見積もりを出すときにかかる所要時間を見ていきましょう。
あまりにも長い期間かかる場合、引っ越しを頼むのが難しくなってしまうからです。
訪問見積もりと電話やメール見積もりの所要時間は?
電話やインターネットでの見積もりは、非常に便利ですし時間がかかりません。インターネットで「LIFULL引っ越し」などの一括見積もりサイトから見積もりを依頼する場合は1~2日程度で届くのが相場です。
メールで見積もりを依頼した場合でも、引越業者から高い確率で確認の電話がかかってきます。
基本的にはどの業者もフットワークが軽く、すぐに返信をくれるでしょう。
返事が来なくてイライラ…ということはありません。
ただし、電話やインターネットを使って見積もりを行うことができるのは、基本的に「一人暮らしの引っ越し」だけです。家族での引っ越しの場合でも概算は出してもらえますし例外もありますが、基本的に「家族での引っ越し」は訪問見積もりが必要になります。
訪問見積もりにかかる時間は、運ぶ荷物の量ともっていくものと捨てるものを事前にちゃんと区別しているかで異なります。
荷物の量が多ければ多いほど見積もりには時間がかかります。家主が「これはもっていって、これはもっていかない」と明確に決めていない場合は、その場で判断しないといけません。
状況によって違いますが、45分~2時間程度の時間がかかると考えておいた方がよいでしょう。
時間を節約!複数の引越業者に同時に訪問見積もりをするときのコツ
「より正確な数字を出したいので、訪問見積もりを希望すると引越業者に言われた」
「家族の数と荷物の量が多いので、インターネットや電話では見積もりがとれないと言われた」
このようなケースのときには、引越業者に訪問見積もりを依頼しましょう。
ただ、上でも述べたように、訪問見積もりは1社につき1時間程度の時間が必要です。3社に頼めば3時間もかかります。
そこで出てくる選択肢が、「一度に複数の業者に来てもらい、一気に見積もりをしてもらう」という方法です。
この方法は「業者側に対して失礼だ」「まともに話ができない」という声もあります。
ただ、現実問題として時間が確保できないということであれば、しかたないですし、実際多くの方が同時見積もりで引越業者を決めています。
依頼するときには「どうしても時間がなく、指定のお時間に複数の業者さんに来ていただいてお見積もりをしていただくことになりますが、よろしいでしょうか」としっかり伝えてトラブルのないようにしましょう。
このやり方の場合、2時間程度の時間を確保しておくとよいかと思われます。
日時が決まったら、一括見積もりサイトで引越業者を比較!どこがよいか調べてみよう
複数の業者に依頼すると、より自分に合った引越業者を選ぶことができるでしょう。
安い時期に引っ越しを決めたとしても、引越業者によって引っ越し料金は大きく異なりますので、必ず複数の業者に見積もり依頼を出しましょう。
一括見積もりサイトを利用すると、自分の引っ越し情報を複数の業者に送信してくれるので、見積もりの依頼の手間が大きく短縮されます。