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平均20,000円
※引越しの料金は時期や条件によって変動します。記事内の料金はあくまで目安です。
※引越業者のサービスやプランは変更されている可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
※各種制度については、官庁および自治体のホームページにて最新情報をお確かめください。 ※2020年5月現在、クロネコヤマトは家族向けおよび法人向け引越しサービスの申し込みを休止しています。
目次
【引っ越しがしたい1】今の住まいにウンザリ!不満だらけ!
引っ越しの理由としてまず目立つのが、住宅自体に不満があるケースです。家を決めるときに家賃だけを優先して、他の条件を妥協しすぎた場合に起こりやすいパターンです。
家賃は毎月必ず一定額を支払わなければならないため、収入が安定していなかったり、収入が少なかったりすると気にせざる得ない部分です。
しかし、家賃だけにポイントを置いてしまうと住んでから後悔することになりがちです。なぜなら、賃貸住宅の家賃は使い勝手の良し悪しが大きく影響しているからです。
間取りも日当たりもよく、内装がきれいで設備も最新鋭などという部屋は住みたい人が多いため家賃は高くなるのに対して、日当たりが悪く、内装がボロボロ、便利な設備も付いていないという部屋は家賃を下げないと借り手がつきません。
結局、古くて使い勝手の悪い家ほど安く借りられるということになるため、安さだけを優先してしまうと、住み始めてから使い勝手が悪くて不満が出てくるのです。
それなら、家賃の高い所に住めば不満はないのかというと、実はそうでもありません。
収入に対して家賃の負担が大きすぎる場合はもちろん、余分な設備が付いていることで家賃が高くなっている場合は、ふだんその設備を使うことがほとんどないため、家賃が割高に感じられて不満が出てきます。
ですから、賃貸住宅を探すときは、条件の優先順位を付けたうえで最低ラインを決めておき、そのライン以下では妥協しないことと、無理なく払える家賃の上限を決め、コストパフォーマンスのよい家を選ぶようにすることが大事です。
【引っ越しがしたい2】立地条件が悪い!もっと便利な所に住みたい!
部屋を探すときにインターネットを使う人が増えたことで起こりやすくなったのが、立地条件が悪くて引っ越したくなるケースです。
Webサイトなどで間取りや家賃を調べやすくなっている分、実際の建物を見て気に入ったら、周りの環境を調べずに借りてしまうパターンが増えているようです。
通勤に駅を使うなら、実際に利用する時間帯に駅との間を往復してみると後でびっくりするようなことはないはずなのですが、地図だけしか確認していなかった場合には、直線距離は駅から近いのに歩いてみたら遠かったとか、駅やバス停からの帰り道に暗い場所があったなどという不具合も出てきます。
地図が古いと地図上にはある店がなくなっていたり、業務内容が変わっていたりするケースがあり、それにともなって治安が悪くなっていることもあります。
古い建物に関する不満は、建物が新しくなったり修繕されたりすることで不満が解消される可能性もありますが、立地が悪い場合はどうしようもありません。
立地の悪さは自分の手ではどうすることもできないため、引っ越しで解消したくなるわけです。
このような立地に悩まされるケースをなくすためにはやはり、建物を見に足を運んだ際には周りの環境にも目を配り、住んだ後の自分の行動を考えて実際に歩くなどしてみる必要があるでしょう。
【引っ越しがしたい3】近隣住民とのトラブル!騒音問題に困ってます!
近隣住民とのトラブルが原因で引っ越すパターンもあります。
特に騒音は実際に住んでみないと気づかないことも多く、近所とのトラブルに発展した際には騒音を出している側よりも騒音に悩まされている側が引っ越す羽目になることが多い厄介なものです。
「隣人がうるさい」「近所の子どもがうるさい」「近所のペットがうるさい」などという声はどこに住んだ場合でも出やすく、あまり神経質になりすぎると、引っ越した先でも同じようなトラブルに見舞われるケースがあります。
しかし、壁が薄いなど、建物の構造上の問題で近所の生活音が聞こえるパターンは、そこに住み続けるかぎり絶対に解決しない問題です。
近所の生活音が聞こえないようなしっかりした構造の部屋に引っ越すことでこの手の悩みは解消されるため、引っ越したい理由になるのも無理はありません。
交通量の多い大きな道路や電車が頻繁に通る線路などが近くにある場合、住む前からある程度の騒音があることは覚悟しているはずですが、それでも、住み始めてみると想像していた以上に夜間の騒音が大きかったり、車や電車が通過するときの振動に悩まされたりして耐えられなくなることもあります。
騒音に関しては、窓を閉めていれば耐えられる程度なのか、夜寝るときに耳栓を利用すれば苦にならない程度なのかという点も考えたうえで、引っ越しをするかどうかの決断をすることになるでしょう。
【引っ越しがしたい4】害虫やネズミに耐えられない!
立地条件が悪いことや周囲の音がうるさいのはなんとか我慢できても、害虫やネズミだけは無理という人も中にはいるでしょう。
ゴキブリやムカデ、シロアリ、ネズミといった害虫や害獣は、一度見つかったら頻繁に見つかるようになるため、気になり始めると生活が成り立たなくなるからです。
虫が苦手な人にとっては、寝ているときに自分の頭の近くを通り過ぎているかもしれないと考えただけで住めなくなる可能性があります。特にムカデの場合は毒をもっているので、小さな子どもがいる家庭では心配でしょう。
自分の部屋だけ駆除を行っても、建物全体が巣になっていることも考えられるため、大家さんなどに掛け合ってみても動いてもらえない場合には引っ越すしかないかもしれません。
しかもこれらの生き物は、いくら退治しても出やすい環境が改善されなければ、またすぐにすみ着いてしまいます。ですから、根本的な解決がなされない場合には、引っ越しという手段を取らざるを得なくなります。
それぞれの害虫、害獣が好む環境は次のとおりです。
<ゴキブリ>
- 暗くて狭くてジメジメした場所を好みます
- エサが豊富な暖かい場所を好みます(例えば、キッチンやお風呂場、ペットのすみかのそばなど)
- 古い建物ほどゴキブリがすみ着いている可能性が高くなります
<ムカデ>
- 乾燥に弱いためジメジメした場所にすみ着きます
- 熱帯魚のエサやペットフード、カブトムシ用のゼリーなどをよく食べます
- ゴキブリもエサにするため、ゴキブリが多いとムカデも出やすくなります
- ムカデはスズメバチに近いくらいの毒をもっていて刺されると危険です
<シロアリ>
- 風通しが悪くジメジメした環境を好みます
- 隣接した家との間が狭いと風通しが悪くなるため要注意です
- 雨漏りや床下浸水をした家はシロアリがすみ着いている可能性が高くなります
- 木材やダンボールなどが置いてある場所も好みます
- 木造の建物にシロアリがすみ着くと、建物自体がボロボロになって強度が保たれなくなるので、シロアリの姿を見かけたときは要注意です
<ネズミ>
- ネズミの侵入経路がある建物(軒下や床下にすき間がある、扉や窓、シャッターなどの一部が閉まらなくなっている建物)にすみ着きます
- ネズミは年間に5~6回も子どもを産むため、暖かくエサも見つけやすい場所に巣をつくります(屋根裏や床下、めったに開けない押し入れの奥など)
- ネズミは雑食で夜行性なので、夜中も三角コーナーにゴミが出ていたり、ペットフードが常に置いてあったりすると現れやすくなります
【引っ越しがしたい5】パートナーとの暮らしを機に!同棲や結婚
引っ越したいと思うのは不満があるときだけとはかぎりません。一緒に住みたい人ができたことがきっかけになることもあります。
ただし、一緒に住みたい人が現れる時期は決まっていませんし、一緒に住むのに良い物件が見つかるタイミングもわかりませんから、どのタイミングで引っ越すことを決めて、物件探しを始めるかが難しくなります。
パートナーとの同棲や結婚を機に引っ越す場合は、引っ越さざるを得ない物理的な理由と引っ越したいと思う心理的な理由の中間にあたります。できれば急ぎたいという気持ちがあっても、引っ越し料金が安い時期を待って引っ越した方がお得ということであれば待つこともできるからです。
ただし、お互いにワンルームに住んでいる場合は、2人で住むには狭すぎるため、引っ越さざるを得ないともいえます。また、2人で住もうと思えば住める広さの部屋に住んでいる場合でも、新しい場所で2人の生活をスタートさせたいというカップルもいるでしょう。
それぞれの職場に通いやすい場所に引っ越すとか、スーパーなどが近い生活のしやすい場所に引っ越すなどといった具合に、カップルごとに引っ越す理由は異なります。
これまで住んでいた所に不満があった場合にはそれを踏まえて次の所を探すことになりますが、現状に不満がない場合は2人で住むことを前提に新たな条件で住む場所を考えることになるため、2人で条件の優先順位を決めて探すことが大事です。
こういったケースは、結婚して子どもが増えた場合にも当てはまります。幼稚園や保育園の事情を考慮して引っ越す場合や、小中学校の学区、高校への通学などを考えて引っ越す場合もあります。
家族や同居人が加わることで、住む場所を選ぶ条件が変わるため、そのことが引っ越しの理由になることもあるのです。
【引っ越しがしたい6】まずは物件情報を検討して計画を立てよう!
引っ越しには手間と時間とお金がかかるため、無駄な引っ越しを繰り返すことのないように、しっかり計画を立てて行うようにしましょう。
特に、現状に不満があって引っ越す場合は物件選びから慎重に行うことが大事です。まずは、次の物件に求める条件を書き出して、優先順位をつけて並べ替えてみましょう。
上から優先順位の高い条件になるようにして、ここまでは妥協できるという最低限のラインを決めておきます。そうすることによって、自分が納得して選んだ物件だという自覚が生まれて、不満が生まれにくくなります。
物件を選ぶときは、インターネット上の情報だけでなく、必ず現地を見るようにしましょう。間取り図と家賃だけで判断してはいけません。実際の建物の部屋の中だけでなく、建物の周りもしっかり見ておくことが大事です。
物件探しをするエリアを決める際は、一般的な町のイメージではなく、自分にとってどんなイメージかということを考えた方が生活しやすいエリアを選べます。
毎日学校や職場との間を行き来することになるため、自分にとってストレスなく暮らせる場所かという点を考えてエリアを絞った方がよいでしょう。周辺環境については昼間だけだとわかりにくいため、夜間や天気の違う日など複数回確認した方が安心です。
通勤経路などは実際に通ってみて初めて問題点がわかるということもありますから、しっかり確認しておくのがおすすめです。住まいに毎月いくらまでなら負担なくかけられるかという点もよく考えて物件を選ぶ必要があります。
いくら住みやすい家でも、家賃負担が大きすぎるとすぐに住めなくなってしまいます。できるだけ具体的な計画を立ててから物件探しを始めるようにしましょう。
【引っ越しがしたい7】予算費用に合わせた資金確保を!
引っ越しは思いつきではできません。いくら引っ越したいと思っても、今が引っ越せるタイミングだとはかぎらないのです。自分自身が忙しいか暇かという問題でもありません。
一番のネックになるのは資金面です。今住んでいる物件と新しい物件の家賃がたとえ同じだとしても、敷金や礼金、仲介手数料などある程度まとまったお金が必要になるからです。
これまで住んでいた部屋を出る際には、修繕費やクリーニング代が必要になるかもしれません。家具も部屋の大きさや形が変わったら合わなくなる場合もあります。
そのため新しい物を購入する費用も用意しておかなければなりません。特にカーテンやじゅうたんなどは窓の大きさや数、部屋の広さや形が変わったら新しいものが必要になります。
このように新しい家に住むというだけでもお金がかかるのに、新しい場所で生活を始めるためには、そこに荷物を移動させなければなりません。実際、そのことを忘れて引っ越しを決めてしまい後悔するというケースがよく見られます。
思いつきで引っ越しを考えると、引っ越し料金の高い時期を選んで引っ越しを依頼してしまうリスクもあります。引っ越し料金の高い時期と安い時期とでは1.5倍くらいの料金差があるため、引っ越し代が捻出できない場合には、自分自身で荷物を運ばなければならなくなります。
荷物の量によっては1人では運べませんし、トラックを借りる必要も出てくるでしょう。友人に手伝ってもらうという手もありますが、いくら人数を集めても引っ越しに関しては素人です。
建物や車に傷を付けてしまったり、物を壊してしまったりするかもしれません。謝礼なしで応援を頼んでしまったら、それ以降の友人関係がぎくしゃくしてしまう可能性もあります。
引っ越しを引越業者に頼まなかったためにかえってお金がかかることもあるのです。結局、引っ越しはただではできないということです。計画的にお金をためて十分な引っ越し資金を準備してから引っ越しを行いましょう。
もし、衝動的に引っ越したくなるのであれば、引っ越したくなったときにいつでも引っ越せるように、計画的に資金をためておくという方法もあります。資金の準備が整っていれば、引っ越したいと思ったときにいつでも実行に移せます。
【引っ越しがしたい8】引っ越しの時期を決めよう!ベストなタイミング
進学や就職によってどうしても引っ越さなければならないのではなく、自己都合で引っ越す場合は、引っ越しの時期を自分で自由に決められます。
引っ越しは安いシーズンと高いシーズンでは大幅に料金が異なるため、できるだけ繁忙期を避けて引っ越しを計画しましょう。引っ越しの繁忙期は3月と4月ですから、その時期を避けることで安く引っ越しできます。
一方、自分の条件に合った家を見つけやすい時期という点では、梅雨の頃から8月の間に物件探しを行った方がお得です。入学や入社で住む部屋を探す人が増え始めると安くて条件のよい物件が見つかりにくくなります。
9月、10月は企業の転勤シーズンにも当たるため、それよりも前に良い物件を探すのがおすすめなのです。物件を探す人が少ない時期を狙えば、内見の予約も取りやすく、値引きもされやすくなります。
ただし、引っ越しに関しては、いくら閑散期とはいえ、7月20日頃から8月上旬までは避けた方が無難です。子どもの学校が夏休みに入るのを待って引っ越しをする家族が多いため、繁忙期並みの価格になってしまいます。
特に土日は引っ越し料金が高くなるので、8月上旬から中旬で引っ越すのであれば月曜日から木曜日までの平日を選んで引っ越すのがおすすめです。お盆の頃の数日間は引っ越し料金が下がるため、その時期に引っ越しの予約を取れるならベストといってよいでしょう。
7月中旬頃までは引っ越し料金が安くても雨の日が多くて引っ越し自体が大変ですし、9月、10月は企業の転勤があり、物件が見つかりにくくなるうえに、引っ越し料金もやや高めになります。
総合的に考えた場合にはやはり8月頃の引っ越しがベストですから、時期を選べるのであれば引っ越し料金がもっとも安くなるお盆頃に引っ越しの時期を設定するようにしましょう。