仏壇の引越しどうするの?知っておくべき仏壇の移動方法とマナー

引越し 理由

「引越しのとき、仏壇はどうやって運べばいいの?」
「引越し先で、仏壇はどこに置いたらいいんだろう」

新居に仏壇を運ぶ際、しかるべき手順があることをご存知ですか?

この記事では、仏壇を運ぶ際の手順や注意点、新居での置き場所などを紹介します。

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※引越しの料金は時期や条件によって変動します。記事内の料金はあくまで目安です。
※引越業者のサービスやプランは変更されている可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
※各種制度については、官庁および自治体のホームページにて最新情報をお確かめください。 ※2020年5月現在、クロネコヤマトは家族向けおよび法人向け引越しサービスの申し込みを休止しています。

引越しのとき、仏壇を運ぶ手順とは?知っておきたい仏壇の礼儀作法

仏壇引越しの前に行う礼儀作法

仏壇の引越し流れ

  • 「精抜き」「魂抜き」「閉眼法要」をお寺に依頼(引越し1ヶ月前)
  • 「精抜き」「魂抜き」「閉眼法要」の実施(引越し1週間前~前日)
  • 仏壇は最後に旧居から出し、新居には1番最初にいれる(引越し当日)
  • 「精入れ」「海岸法要」をお寺に依頼し、実施する(引越し後)
  • ※基本的に「精抜き」「魂抜き」「閉眼法要」と同じお寺で行ってもらうとよい

まずは引越しの1ヶ月前から前日までに準備しておきたいのが、「精抜き」「魂抜き」「閉眼法要」などと呼ばれるものです。

これを行うことにより、仏壇を移動させられるようになります。およそ引越し予定日の1ヶ月ほど前にお寺へ精抜きの依頼を連絡して、自宅に来てもらうための日取りを決めます。

精抜き当日はお寺の方に来てもらい、実際に仏壇の精抜きをしてもらいます。仏壇を家から運び出すのは、その他の引越し荷物がすべてトラックに積まれてからが一般的です。間違えて他の荷物に紛れてしまわないよう、仏壇だと一目でわかるような工夫をするとよいでしょう。

一方、引越し先では仏壇に再び魂を入れてもらう「精入れ」「開眼法要」と呼ばれるものを行います。

基本的には精抜きをしたお寺の方に新居まで来ていただき、精入れをすることが望しいですが、引越し先が遠い場合は、事前にお寺の方と相談し、どうすればよいのかを決めましょう。

また、仏壇を動かすことに関しては、宗派によって考え方が異なります。「仏様を敬う気持ちがあれば、精抜きをしなくても動かすことができる」としているところもあるようです。

自分はどの宗派の考え方に基づいているかきちんと調べてから、とるべき行動を決めましょう。

引越しで仏壇を移動するときの魂抜き・魂入れのお布施の目安

お寺の方に法要を頼む場合は、お布施を用意しておく必要があります。一般的には、1万円~3万円程度包むことが多いようです。精抜きや精入れでは、お寺の方に自宅に来ていただくための交通費が発生します。

また、お布施などの金額に関しては、宗派によってはあらかじめ額が定められていたり、すべて心付けだったりしますが、自分の経済レベルに見合う金額を包んでもよいでしょう。新生活は何かとお金が必要なので、バランスを見ながら金額を決めましょう。

【引越しで仏壇を買い替える人も】古い仏壇の処分には供養が必要

引越しを機に、仏壇を買い替える人もいることでしょう。仏壇や位牌を処分したり、買い替えたりするときも、引越しと同様に供養が必要です。このケースでもお寺の方に相談をして、まず精抜きをしてもらいましょう。精抜きをする前に仏壇を動かすことは、基本的に避けましょう。

精抜き後の仏壇の処分方法

  • 焚き上げて処分する(自分で&業者)
  • 仏壇店や菩提寺に引き取ってもらう(費用発生)
  • リサイクル業者が引き取ってくれる場合もある(高価物など)
  • 粗大ゴミとして処分する

精抜き後は仏壇を廃棄処分することになりますが、焚き上げて処分するのがよいでしょう。焚き上げの専門業者に依頼する方法もあります。

一方で仏壇の処分が難しい場合は、仏壇店や菩提寺で引き取ってくれることもあります。新たに仏壇を購入する際は、それぞれの場所に引き取ってもらえるか聞いてみるとよいでしょう。別途費用として、仏壇店で数万円程度、菩提寺では数万円から数十万円かかる可能性があります。

価値がある高価な仏壇はリサイクル業者が引き取ることもあるので、仏壇店や菩提寺に聞くより前に、リサイクル業者に連絡したほうが処分費用をおさえられるかもしれません。

また、精抜きをした仏壇には魂が宿っていないため、粗大ゴミとして処分することも可能です。その際は、自治体のルールに従って処分しましょう。

仏壇を置く場所や方角

かつてはほとんどの家庭に仏間があったため、仏壇の場所を考える必要はありませんでした。しかし、最近ではそもそも仏間がなかったり、和室がない家も多数あります。

仏壇を置く部屋としては、落ち着いて礼拝できる場所や、家族が毎日お参りしやすい場所が適しています。家族が集まりやすいリビングや居間でもよいでしょう。

仏壇を置くときの向きについて

南面北座説(曹洞宗・臨済宗)

仏壇を南に向け、北を背にして仏壇を置く考え方です。仏壇に直射日光があたらず、風通しもよいので最適な仏壇の場所になります。


本山中心説(真言宗・日蓮宗)

仏壇の前に座って礼拝するとき、拝む延長線上に宗派の総本山がある方向にします。本山や住む場所によって、どの向きにもなります。


西方浄土説(浄土真宗・浄土宗・天台宗)

西方浄土とは極楽浄土のことで、西方浄土の方向にある西に向かって拝めるように、仏壇を東向きにします。

仏壇の梱包・運搬は引越業者に頼める

仏壇を自分で梱包する場合、慣れない作業に手間取るかもしれません。

仏壇本体の梱包は、引越業者に任せることをおすすめします。ご本尊や位牌は、白い布などに包んで自分で持ち運んでも構いません。仏壇を引越業者に運んでもらう場合は、家具・家電などと同じように、仏壇1基につき特別料金がかかるケースが多いようです。

仏壇を運んでくれる引越業者を探すのには、一括見積もりサイトが便利です。サカイ引越センターやアート引越センター、日通など複数の引越業者の見積もりを比較できるので、仏壇の引越しの相場や最安値、サービスの種類を手軽に知ることができますよ。

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