引越しでパソコンが壊れたら?データ復旧・梱包・運搬の方法などを解説

引越しでパソコンは運んでもらえるの?」 「パソコンが壊れない梱包方法が知りたい!

引越業者はパソコンも運びますが、絶対に破損・故障しないとは言い切れません。パソコンが壊れた場合は賠償してくれますが、データの復元まではしてもらえないので注意しましょう。

この記事では、パソコンの破損・故障を防ぐための梱包・運搬方法を紹介しています。また、パソコンが壊れた場合の対処法についても説明しているので、ぜひ参考にしてください。

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パソコンは引越し前にデータのバックアップを
  • 引越業者の過失でパソコンが壊れたら賠償してもらえる
  • メーカー保証も引越業者もデータ復旧までは対応していない
  • パソコンを引越すなら事前のデータアップ・丁寧な梱包が必要
  • パソコンを運んでくれる引越業者を探すなら「一括見積もりサービス」で安いプランを見つけよう

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※引越しの料金は時期や条件によって変動します。記事内の料金はあくまで目安です。
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※各種制度については、官庁および自治体のホームページにて最新情報をお確かめください。 ※2020年5月現在、クロネコヤマトは家族向けおよび法人向け引越しサービスの申し込みを休止しています。

引越しでパソコンが壊れたら?保証の範囲を確認しておこう

標準引越運送約款では、引越業者の過失によって壊れた物は賠償するよう定められています。だからといって壊れたパソコンが元通りになるわけではありません。

パソコンが壊れてしまうと、データまで復元できない可能性もあります。まずは、パソコンが壊れる要因と、メーカーや引越業者の対応について見ていきましょう。

パソコンの強度と壊れる要因

パソコンは精密機械ですが、落とすなど強い衝撃を加えない限りは、まず壊れることはありません。ただし、水分が入り込んだり、強い磁気を帯びた家電の影響を受けたりしてもパソコンは故障します。

引越しでは次の点に注意してパソコンを運びましょう。

  • 液晶画面が壊れないように梱包する
  • 落としたり、強い衝撃を与えたりしない
  • 水分やほこりが多い場所は避ける
  • 磁気を帯びる家電や機器のそばに置かない

これらに気を付けても、パソコンは壊れないとは言い切れません。壊れた時のことを想定して、まずはメーカーの補償範囲を確認しておきましょう。

引越しによるパソコンの破損はメーカー保証対象外の場合も

パソコンは購入時に保証がついています。期間は契約した保証によって1~5年と様々です。

まずは、所有のパソコンが保証期間内かどうか調べましょう。期間外の場合は修理代がかかってしまうので注意が必要です。

保証の期間内であれば、その範囲を確認します。

当メディアの編集Mは、パソコンの保証にオプションをつけています。通常の保証であれば「自然故障」のみが対象ですが、オプションをつけたことで落下による破損の他、水濡れや火災、落雷なども無料修理の対象になりました。

通常の保証では、引越しによる破損は対象外になる場合もあるので注意しましょう。なお、オプションを追加してもデータ復元保証対象外になる場合がほとんどです。

引越業者ではデータ復元はしてくれない

引越業者の過失でパソコンが壊れてしまった場合は賠償してもらえます。修理代がかかってしまった場合は請求すると良いでしょう。

ただし、メーカーと同じく引越業者でもデータの復元までは請けてくれません。大事なデータは引越し前にバックアップしておくことをおすすめします。

パソコンのデータは引越し前にバックアップしておこう

引越しでパソコンが壊れてしまった場合、メーカーや引越業者はデータの復元までしてくれません。引越し前に自分でバックアップを取っておきましょう。

ここでは、パソコンのデータをバックアップする方法について説明していきます。

パソコンのデータをバックアップする方法

パソコンのデータは次の場所にバックアップできます。

  • HDD(ハードディスクドライブ)
  • SSD(ソリッドステートドライブ)
  • DVD・ブルーレイディスク(BD)
  • USBメモリ
  • メモリーカード(SDメモリーカード・microSDカード)
  • クラウドストレージ

それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

バックアップ場所 メリット デメリット
HDD 大量のデータが保存できる 衝撃や熱に弱く、消費電力も多い
SDD HDDほど大量のデータを保存できない 衝撃に強く、消費電力も少ない
DVD・BD 安価なので大量に使用可能 傷がついたり、汚れたりするとデータが復元できない
USBメモリ コンパクトで大容量を保存できる 書き換え回数に上限があり、上書きで劣化しやすい
メモリーカード デジカメやスマホなどのデータを記録できる 静電気に弱く、小さいため紛失しやすい
クラウドストレージ メディアを介さずに大容量のデータを保存・共有できる 容量を増やすためにコストがかかる場合がある

自分に合った方法でデータをバックアップしましょう。

パソコンのデータをバックアップする手順

データのバックアップ手順はWindowsとMacで異なります。OSのバージョンによっても多少変わることがあるので、実際の画面に従って作業を進めてください。

バックアップの手順を見ていきましょう。

Windowsのバックアップ手順

  1. 「スタート」から「設定」を選ぶ
  2. 「更新とセキュリティ」から「バックアップ」を選ぶ
  3. 「ドライブの追加」でバックアップしたい場所を選択

続いてMacの場合です。

Macのバックアップ手順

  1. 「システム環境設定」から「Time Machine」を選ぶ
  2. 「バックアップディスクを選択」から「ディスクを選択」か「バックアップディスクを追加/削除」を選ぶ
  3. 「ディスクを使用」を選択

作業の前に、外部ドライブをパソコンにつないだり、ネットワークに接続できる状態にしたりしておきましょう。

バックアップデータが使用できなかった場合

せっかくバックアップしたパソコンのデータが、いざ復元する時に使えないといったトラブルもゼロではありません。バックアップ方法が誤っていたり、メディアが破損して使えなかったりすると、データが復元できないでしょう。

データが復元できなかったら、家電量販店パソコン修理の窓口に相談する手もあります。ハードディスクからデータを復元する場合、修理代は数万円かかるようです。

引越しでパソコンが破損しないための梱包・運搬方法

パソコンを引越しで運ぶなら、適切な梱包・運搬方法を知っておくと故障や破損を防ぐことができるでしょう。ここでは、梱包の手順、おすすめの運搬方法について紹介していきます。

パソコンの破損や故障を防ぐ梱包方法

引越業者や配送業者の中には、パソコンの梱包から請け負ってくれるところもあります。ただし、資材を用意して自分で梱包することも可能です。

用意する資材は以下の通りです。

  • 気泡シート
  • 新聞紙
  • ダンボール
  • クラフトテープ

パソコンは次の手順で梱包していきます。

    1. パソコンを気泡シートで包み、クラフトテープで固定する パソコン全体を気泡シートで包み、外部と直に接触しないようにします。気泡シートがずれないようクラフトテープで固定しましょう。
    1. 新聞紙を丸め、ダンボールとパソコンの隙間に詰めていく パソコンがダンボールと接しないよう、上下左右に新聞紙を詰めていきます。隙間を埋めるための緩衝材を使用してもいいでしょう。
  1. ダンボールをクラフトテープで閉じたら完成 ダンボールは底抜けしないよう、クラフトテープを十字やH字にして留めましょう。

しっかり梱包したからといって、乱暴に運搬してはいけません。次に破損・故障しないパソコンの運搬方法について見ていきましょう。

パソコンを破損・故障しないように運ぶ方法

引越業者はパソコンを運搬してくれますが、破損・故障の可能性もあることを伝えています。また、可能であれば自分で運ぶことをすすめている会社もあります。

自分で運ぶのであれば、以下の点に注意しましょう。

  • 落としたり、強い衝撃を与えたりしない
  • 水分やほこりが多い場所は避ける
  • 磁気を帯びる家電や機器のそばに置かない

車などで運ぶなら、パソコンを梱包した箱を固定しておくといいでしょう。

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古いパソコンを処分する方法

引越しを機に、古いパソコンを処分したい人もいるでしょう。

パソコンを処分する際には、ハードディスクのデータも完全消去してもらうことをおすすめします。ゴミ箱を空にしたり、ハードディスクをフォーマットしたりするだけでは、データは完全に消去されません

個人情報の流出を防ぐためにも、処分先でハードディスクのデータを消去してもらいましょう。パソコンメーカーやパソコン修理店なら、データ消去にも対応してもらえますよ。

【まとめ】引越業者はパソコンを運んでくれる

この記事では、引越しによって起こりうるパソコンの破損・故障について紹介してきました。パソコンを引越し先に運ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 事前にパソコンのメーカー保証を確認しておく
  • パソコンのデータは事前にバックアップしておく
  • 気泡シートやダンボールなどで丁寧に梱包する
  • 運搬では強い衝撃を与えないよう注意する
  • 水分やほこり、強い電波を帯びる家電のそばを避けて運ぶ

引越業者はパソコンを運んでくれますが、破損・故障してもデータの復元までは請け負ってくれません。データのバックアップだけは忘れないようにしておきたいですね。

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